ご自身がアルファベットを学んだとき、どのような順番で教わりましたか?
まず定番のABCソングを歌って覚える。歌を口ずさみながら大文字でAから順にノートに書いて書いて書きまくって覚える。大文字を全部覚えたら同じ流れで小文字を書いて書いて暗記する。といった方法で学んだ方が多いのではないでしょうか。
せっかくお子さんに小さい頃から英語を教えるなら、是非おすすめしたい方法があります!英会話講師経験もあるバイリンガルおばあちゃん直伝の学習法をご紹介します♪
「大文字・小文字・音をまとめて覚える、アルファベット学習法」
今回はポイント編として、概要をお伝えしていきますね!
アルファベットは小文字が大事!フォニックス習得を見据えたオリジナル学習法【ポイント編】
ご用意いただきたいもの
①公文のABCカード
②ABC Phonics Cards りんごとアリさんで始まるアルファベットカード
③お子さんが楽しく取り組めそうなノート
どんなものでもOK。お子さんが愛着を持てそうなものを選ぶとよいかもしれません。
※既に学習を始めているなどで、お手持ちのアルファベットカードがある方は、一通り読んでいただいたうえで活用できそうであればそちらを使っていただければと思います!
※まだ何もお持ちでない方は、今後持っていて損はしないと思うので、ご用意いただけたらいいかなと思います。
学習のポイント
ポイントは以下の3点です。
- アルファベットは大文字より小文字が大切!
- フォニックス習得を見据えて音も一緒に覚える!
- 一度に26文字やるのではなく、4~6文字程度に区切って進める!
それぞれについて解説していきます。
アルファベットは大文字より小文字が大切!
アルファベットとの出会いは英語学習のはじまり。
おもちゃや絵本など色々な物で幼いうちから触れることができますが、そのほとんどが大文字ではありませんか?
ABCの歌などの映像で、小文字のものを見たことがある方は少ないはずです。
なので、おそらく動画などで勉強した子どもが「アルファベットを覚えたよ!」と言うときには、「大文字を覚えたよ!」という意味ではないかと思います。
もちろん大文字でアルファベットを覚えられたことは喜ばしいことです!たくさん褒めてあげてください!
でも、英語で重要なのは大文字よりも小文字です!
英文を思い出してみてください。大文字が登場するのは書き出しの1単語目の最初の一文字と固有名詞の最初の一文字が主ですよね。英文のほとんどが小文字で構成されているのです。
大文字が定着してからの小文字の導入は非常に難しいです。
大文字と形が異なる小文字がなかなか結びつかなくて苦労する子が多いです。「もう大文字だけでいいじゃん!」と面倒くさくなってやる気が失せてしまう子も多くいます。
せっかくアルファベットを全部覚えたぞ!と達成感を味わった後で、まだあったの!?しかも形が全然違う!となれば、テンションが下がるのもうなずけますよね。
そこで、「大文字小文字はセットで」がポイントになります。
フォニックス習得を見据えて音も一緒に覚える!
大文字小文字を一緒に覚えるのに合わせて、フォニックス習得の土台作りもしていくとさらに学習効率が高まります。
フォニックスとは、アルファベットの音とつづりの関係性のルールのことです。
ここでは、アルファベット1文字1文字がもつ【音】という意味で使っています。
例えば、アルファベットのAaには発音記号であらわされる【æ】という音があります。26文字のアルファベットすべての【音】をマスターしてこそ、正しい発音で英語を発話できるようになります。それがフォニックスの最初の一歩です。
その後学習を進めることで、所見の単語を読んだり、音を聞いてスペルが想像できるようになって書けるようになるベースが築けるのです。
フォニックスについてはこちらにも書きました。
一度に26文字やるのではなく、4~6文字程度に区切って進める!
英語学習において、とにかく楽しく学ぶことが一番大切だと思っています。
一度に26文字すべてをやるのではなく、「ABCDEFG」「HIJK」「LMNOP」「QRS」「TUV」「WXYZ」など、お子さんのペースに合わせて区切っていくことをおすすめしています。無理のない範囲で焦らずゆっくり進めましょう。
具体的な学習の流れについては続いての記事に【実践編】としてまとめましたので、引き続きご覧ください!