おうち英語

大文字・小文字・音をまとめて覚える、アルファベットのオリジナル学習法【実践編】

大文字・小文字・音をまとめて覚える、アルファベット学習法の概要について【ポイント編】でお伝えしました。

今回は【実践編】として、具体的な方法をお伝えしていきたいと思います!

大文字・小文字・音をまとめて覚える、アルファベット学習【実践編】

具体的な流れとしてはこのようになります。

  1. 「ABCの歌」を歌って覚える
  2. アルファベットカードで遊びながら英語に親しむ
  3. ①②と並行してオリジナルABCノートを作成する
  4. ABCノートが完成したら、フォニックスカードで【音】を学ぶ

順番にご説明していきますね!

①「ABCの歌」を歌って覚える 

きらきら星のメロディーにのせた定番の「ABCの歌」。これは本当に偉大ですね!世界中の殆どの子供たちがこの歌に触れ、アルファベットを覚えていると思います。

CDで聞かせるのもよし、視覚も同時にDVDやYOUTUBEなどの動画で見せるのもよしです。毎日のお風呂タイムなどに、お子さんと一緒に歌ってあげるのもいいですね。

「ABCの歌」も時代や地域によって歌い方や最後の歌詞が異なることがありますが、1つに決めてあげると分かりやすいと思います。

一番主流だと思うのは、アメリカ発のLMNOPをまとめて早口で歌い、最後が ”Now I know my ABCs、next time won’t you sing with me?”で終わるものです。

「LMNOP」の早口は最初は難易度があがってしまうので、ゆっくり歌って1音1音を認識できるようにフォローしてあげてください。

②アルファベットカードで遊びながら親しむ

「ABCの歌」を覚えたら、アルファベットカードを使って遊びましょう。
遊びを通して視覚的に親しむことで苦手意識を持ちにくくなります。

アルファベットカードを並べて遊ぶ

公文のABCカードを、覚えた「ABCの歌」を歌いながら、A~Zの順に並べて遊んでみましょう。


★大文字と小文字の呼び方

大文字は「Big A」小文字は「little a」と呼びます。

公文のABCカードは1枚に裏表で大文字小文字が載っているので、こんな声掛けができます。

”This is A!This is  BIG A!”(BIGを手を広げるジェスチャーを添えて大文字を紹介)
“Look at the back! /Look at the other side!(カードの小文字側を見せて)
” This is A too!But this is little a!”(指でちいさーいのジェスチャーを添えて小文字を紹介)

カードを使ったゲームをやってみる

ABCカードで遊ぶうちにアルファベットをいくつか覚えられたらゲームをやってみましょう!

ABCの歌を歌ったり、ABC順にカードを並べるの時はいいのですが、この後の学習では、一度にアルファベット26文字すべてをやろうとするのではなく、「ABCDEFG」「HIJK」「LMNOP」「QRS」「TUV」「WXYZ」など、お子さんのペースに合わせて区切っていく方がいいと思います。楽しいと思える範囲で焦らずゆっくり進めましょう。

3文字くらい覚えられていたら、以下の記事でご紹介した3つのゲームができます。
・bring meゲーム
・宝探しゲーム
・bridge ゲーム

今回はさらに、新しくゲームを2つ紹介したいと思います。

カード当てゲーム

公文のABCカードは大きさがあるので壁に立て掛けてボールを転がして的あてゲームができます。小さい子におすすめです。

進捗に合わせて大文字のみ、小文字のみ、またはミックスしても楽しいです。

声掛け例:
・子どもにボールを転がすように促し、カードに当たったら”What’s that letter?と聞いてみます。分からない時は”Is it Big A?Big C?”などとヒントを出してあげましょう。
・大人が的となるカードを決めて、”Roll the ball to Big A!”や“Roll the ball to little c!” のように当てる的を指示します。
・”You choose the card!””Which card do you want to roll the ball to?”などと言って子どもに的のカードを自分で決めさせ、 “Big C?  O.K let’s try!” などとその的に当たるように応援してあげます。


★洗濯ロープゲーム

100均などで売っている洗濯物干しロープを張り、子どもがジャンプして触れられるくらいの高さに洗濯バサミでカードを留めていきます。

”Jump and touch Big A!”Jump and touch Little b !”などと声掛けして、子どもにカードをタッチさせます。公文のABCカードは両面使えるので一度の準備で大文字小文字両方ができるのが便利です

③ABCノートの作成

これは少し手間と時間がかかるのですが、子供が自分で作っていくので定着が早いです。1歳半のもちたろうにはまだ早いですが、2歳半の生徒さんはおかあさんと一緒に楽しそうに作成していました。

≪作り方≫
・ノートを見開きで使います。
・右ページ:のちにアルファベットを書く練習やそのアルファベットで始まる単語の絵を貼るためにあけておく
・左ページ:左上にアルファベット1文字の大文字と小文字を大きめに書き、そのアルファベットで始まるものの絵を貼る(例:Aaならappleやant)
④でご紹介するABC Phonics Cardsの絵をコピーするのが分かりやすくておすすめです。

左上にアルファベットを書く作業は、小さい子の場合には大人が代わりに書いてもいいのですが、私はアルファベットを色々な色でプリントアウトしたものを切り出して生徒本人に貼ってもらっていました。一度プリントすれば、工作しながら楽しく学ぶ姿が見られると思いますよ。

与えられるだけでなく、自ら作成することで子どもにとって特別なノートになります。確実に定着が早くなり、また文字の音を忘れたりしてしまったときにも見返して復習にも役立ちます。

④フォニックスカードで【音】を学ぶ

ノートが完成したら、アルファベットの大文字・小文字を理解できていると思います。

ここでもうひと頑張りしてほしいのが、フォニックス(=アルファベットの【音】)の学習の土台作りとして、英語特有の音の習得です。

アプリコット社のABC Phonics Cardsを使っていきます。


このカードは画像のように中央にアルファベットの大文字小文字、それを挟んで左右にその音から始まる2種類の絵が描かれています。

大きめサイズで子どもの興味を引きやすいです。

更に、このカードに連動した「アブクド アルファベットソング」というのがあります。

”Big A , little a, aaa, Big A Tell me words that begins with A , apple ,ants, aaa”
aaaのところは【æ】で、A~Zまで続きます。

コチラのサイトの「ABC Phonics Cardsをお使いになる方へ」のところで、一部無料公開されています。

ABCノートとフォニックスカードを見ながら、アブクドアルファベットソングを聴きます。文字と音が結びついたら、アルファベットの習得となります!!

この先のフォニックス学習もスムーズに♪

ここまでお疲れ様でした!

時間と手間をかけた分、しっかりと定着しているのではないでしょうか。

アルファベットの文字と音が結びつくと、この先の英語学習がぐんとスムーズになります!

自信を持って英語学習を進めていけたらいいですね♪

ABOUT ME
Nana
もちたろうの祖母。海外では母方のおばあちゃんをNanaと呼びます。 まだ珍しい時代の帰国子女。22年の海外滞在歴と10年近い子供英会話講師経験を生かし、現在隣に住む孫もちたろうのおうち英語に全力投球中。楽しいおうち英語に役立つ情報を発信中!